ピグマリオン効果とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師期待効果とも呼ばれます。人は、教師(親・周囲)が「本当に心の底から」期待している通りになるという傾向があります。
以前、イチロー選手の小学生時代の作文の記事を紹介した際に、周囲の言葉を「受け入れる」かどうかの話をしましたが、人は、自問自答(自分との対話)と、周囲の人たちの言葉によって考え方が出来上がります。
そして、その考え方は、行動を生み、行動は結果を生み、そしてその結果の蓄積がその人の世界観、人生となります。
[ad#cocoa1]日々、何気なく使っている言葉には、計り知れないすごい力があると認識することがとても大切です。
さて、ピグマリオン効果の例として、どのようなものがあるでしょうか。
・子供に「うちの子は本当に出来が悪い!」「頭が悪い!」と口癖のように心から言っている→出来が悪い子供になる
・自分の尊敬する先生・監督・コーチに「お前は絶対に出来る!」といつも言われる→すごい成果を成し遂げてします
・周囲から「お前は本当に、とろい(遅い)なっ!」と言われる→遅い行動はいつまでたっても改善されない人になる
「環境は人を作る」という言葉がありますが、自分が置かれている環境の中で飛び交う言葉が人格を形成する訳ですから、それは「ピグマリオン効果」という面からも納得できそうです。
[ad#cocoa2] ————————————————-「ピグマリオン効果」:ギリシャ神話のピグマリオン
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ピグマリオン効果の「ピグマリオン」には、どのような背景があるのでしょうか。ギリシャ神話のピグマリオンのお話〜♪
昔、キプロスの優れた彫刻家にピグマリオンという人がいました。
ある日、噂を聞きつけたアフロディテは、彼の元を訪れ、彫刻のモデルになりました。
出来上がった彫刻はあまりにも美しく、ピグマリオンはその彫刻に恋をしてしまいました。
彼は彫刻に向かって、
「私は、人間の女性として結婚したい!」
「この願いが叶わないなら死んでしまいたい!!」
と願い、そして嘆きました。
この嘆きを聞いたアフロディテは、彼の願いを叶えました。
そして、その彫刻は人間の女性になりました。
アフロディテ:愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱。美において誇り高く、パリスによる三美神の審判で、最高の美神として選ばれている。また、戦の女神としての側面も持つ。日本語では、アプロディテ、アフロディテ、アフロディーテ、アフロダイティ(英: Aphrodite)などとも表記される。(from wiki)
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彫刻家が、美しい女性を彫ろうとすれば、美しい女性の彫刻ができます。
片腕を上げた姿の彫刻にしようと考えれば、片腕の上がった彫刻ができるし、鼻を高くしようと思えば、鼻の高い彫刻ができます。
あなたが、もし自分の子供や新人をバカだと思いながら育てれば、子供(その人)自身も自分はバカだと思いながら成長します。
私たちは「自分の人生の生きる意味」を考えることがよくあります。
人は「幸せ」という感情を求めて行動するので、その人が本当に心のそこから「幸せ」になるのであれば、どんな行動・人生もOK(なんでもあり)だと私は思っています。(もちろん、人様に迷惑をかけない範囲で!ですが。)
その中でも、相手が「こんな人になりたいな♪」と思う魅力的な人になるために日々精進し、そして、誰からも愛される魅力的な人になる、
そして、魅力的な自分によって周囲の人たちも魅力的になっていく…
「みんなを幸せにする魅力的な人になる」という人生の目的を持ってみるのも「自分の人生の生きる意味」の一つとして「いいね!」と思う今日この頃。
いつも最後まで読んでいただきありがとうございます。
このサイトの言葉によって、少しでも「前に進んでみようか!」と思えるようになって頂ければ嬉しいです^^♪
Taiwa
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[ad#cocoa3](人生の時間は有限です。あなたは今日から「何を思って、どこに向かいますか?」)