魔法の言葉で悩みを解消し前提を知ると楽になる

僕たちの人生を最高にしてくれる要素の一つも「人間関係」で、
僕たちの人生を不幸にしてしまう要素の一つも「人間関係」なのではないでしょうか?

下の図の100年生活者研究所のサイトの調査結果でもわかるように、人間関係の中でも、特に「家族との人間関係」での悩みを抱えている人はとても多いです。

引用元:100年生活者研究所

これはとても興味深いです。

僕たちが「人生の幸せとは」を探していった結果として、いきつく究極的な答えは「愛」となりますが、その愛のうち、日常生活で一番近い存在であり、カタチの「家族」が悩みになっているという事実。

でも、「家族が自分の今の悩みです。」という状況は、僕もとってもその気持ちが分かります。
それは、例えば、

・こちらの声をまったく聞いてくれない相手であったり
・自分の考えを一方的に押し付けてきたり
・ある時から認知症になってしまった身内の介護に徹することになったが、身内の誰もサポートしようとしない現状があったり

いろいろありますよね。
僕も同じ状況になると、さまざまなネガティブ思考が横行することもありそうです。

ただ、僕が同じ状況になったらば
この魔法の言葉をいつも使うように
「自分ルール」を決めています。

それは

「この出来事から、学ぶべきことはあるだろうか? 
もし、学べることがあるとしたら、それは何だろうか?」

す。

この魔法の言葉を使うことで、目の前の現象に対する考え方が変わります。
人によっては、怒りやストレスがふっと消えます。

この魔法の言葉は、すべての出来事や人間関係に使うことのできる言葉ですので、あなたも今日からさっそく日常生活に取り入れてみてください^^

悩みごとが発生した時の「あなたの自分ルール」は何ですか?
ぜひSNSのコメント欄/DMなどから教えてください♪

そして、もう一つ人間関係におけるコミュニケーションで大切なこと(知識)は、「そもそもお互いに前提が違う」ということが多いことも知っておくということです。

例えば、あなたはどこのレストランが美味しいか、と質問しているのに、相手は、どこのお店の雰囲気が良いか?どこのお店の店員さんが素敵かという点で返答されるような感じです。

あなたは、お腹が空きすぎているので、
「そうじゃなくって…」と、さっそく怒り出すかもしれません。

このコミュニケーションを例にすると、例えば、自分自身は、お腹をいかに満たすかという「生命の維持」に高い重要度がある一方、相手は近々素敵なレストランをオープンする経営者になるという「自己実現」に高い重要度がありそうです。

こんな時は「マズローの五段階欲求説」が役に立ちます。

話しの前提の理解に役立つ「マズローの五段階欲求説」

僕たちの人間関係には、昨日まで仲が良かったのに、ある時の価値観の相違で急に仲が悪くなったり、場合によっては縁が切れたいすることが起こります。

その理由の一つが、「話しがあわない」です。
僕はこれを「『べき』の不一致」と言っています。

僕は、僕たちの人生の豊かさは、自分の「べき」をいかに広げて、相手の協調共鳴させて、自分だけのこだわりから他者との感動につなげることでかなうと思っています。

話しがあわないの根底にあるのは、「私はこうあるべきだ!」をお互いに持っていることであり、そこに共通点がないことがこの問題の原因です。

そんな時に役に立つ考え方がマズローの五段階欲求説という考えです。

引用元:八木 仁平公式サイト

マズローの五段階欲求説とは、僕たち人間は五段階の欲求があり、それぞれの欲求ステージは、当事者の重要度の高さによって決まるという考え方です。

例えば、衣食住が満たされておらず、戦争が近くで発生している環境の人は、「①生理的欲求/②生活の安全の欲求」に関するものごとの重要度が高くなる一方、衣食住は整っていて、戦争もない日々を生きる人は「自己実現の欲求」を満たすものに重要度が高くなる傾向にあるという具合です。

この時、上記の2人は、人生の重要度が違う(前提が違う)ので、話しがまとまらない可能性が高くなります。

この場合のコミュニケーションを円滑にするキーポイントは2つです。

①相手がどのステージにいる人が理解する(前提を知る)
②抽象度を上げて、自分のべきを広げる(下の図を参照)

▶︎ケーススタディ「抽象度を上げて、自分のべきを広げるトレーニング」

とある会社のプロジェクトリーダーの2人がいた。

動物好きのAさんはいつも大好きな猫やうさぎ、犬についてばかり話しており、こだわり家具を作っているB君は、いつも自慢のイスやハイテクテレビ、おしゃれな照明器具について話すばかりで、お互いに「話しがあわない」と思っていた。

この時、この会社の社長は、2人それぞれのこだわりは素晴らしいので、これをどうにか活かせる方法は何かないかと考えていた。そして、2人に言った。

「あなたたちは、どちらも『人の生活に豊かさを届けられるもの』であるから、そのテーマで、それぞれのこだわりを活かせるサービス、商品を考えてもらえないだろうか?」

この話しの末、動物たちが出入りして遊べるおしゃれなイスが完成した…

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みたいな具合で、お互いのこだわり「べき」を一つ、二つ視点を上げて考えてみると、意外と同じような方向を向いて考えていたことに気づくことも多いです。

まとめ

人とのご縁は、自分をとっても傷つけたり、人生を投げ出したくなることにつながる要素と人生を愛にあふれる最高に幸せなものにしてくれる要素の両方を持っていますが、それらの多くは、対処方法を知っていることで、素敵な人生にするために最大限にいかせます。

「この出来事から、学ぶべきことはあるだろうか? 
もし、学べることがあるとしたら、それは何だろうか?」



この魔法の言葉とともに、一緒にそれぞれのご縁を素敵なご縁につなげていきましょう^^

Taiwaでした。
それではまた✨