習慣は毎日を形成し、習慣は1週間を形成し、習慣は1年を形成し、習慣は自分の人生ぜんぶを形成する。

僕たちは、良くも悪くもも習慣を持って1日を過ごしている。
そして、その習慣は常に「適切な状態」にしておく必要がある。

「自分の人生の質は、今良く会っている(やりとりしている)5人の平均値になる」

という考え方を応用するならば、
今の僕たちの習慣は、意識的に習慣を
「適切な状態」にしていない限り、
彼ら5人の世界観を基準に形成される。

そして、それはたいてい家族の影響が6割〜8割、
学校や職場の影響が2割,3割、
テレビやSNSなどの各種メディアの一般社会の影響が1割,2割

で構成されていることが多い。

人生のあらゆる出来事について

「遺伝だから…」という言葉を僕たちは使うことがあるが、
それは一部の部分では当てはまるものの、
実際は、遺伝ではなく「今の環境による生活習慣」によってそうなっている可能性が非常に高い。

「意図的に」習慣を変えるための行動を自分の人生に対して行なっていかないと、
人生は、「今、よく会っている(やりとりしている)」5人の平均値の人生にどんどん固定化されていく。

逆に言うと、その5人の平均値を変える何かを自分の人生に起こしていくことで、人生はどんどん変わっていく。


人生を変える3つの方法」として、大前研一は下記の3つ挙げている。

1番目:時間配分を変える
2番目:住む場所を変える
3番目:つきあう人を変える

(引用:「大前流『自分を変革する』3つの方法」, President Online)

これらを意識的に変えていくことで、人生は変わる。

しかし、実際、僕たちには、コンフォート・ゾーンやセルフイメージといったこれまでの人生で形成された「世界観」が新しい行動や変わろうとしている自分を邪魔する、という性質を心の中に持っているために、なかなか実際の行動にうつらないケースも多々ある。



この文章を読んでいるあなたは、今日、明日でさっそく何かをやろうと思っているだろうか? 

「んー、でも実際はねーー。。」

と、行動しない自分、やらない自分が現れているだろうか? 

それが「今の自分の世界観」であり、僕たちは、その世界観の中で、人生に起こる一つ一つの出来事に対する選択を行なっている

世界観を変える方法は、いろいろある。

しかし、あれこれと新しいことを学ぶよりも、さっそく、今から始めて、効果を得られる方法がある。それが、これ!

「5分間だけやろう!」

1日を観察してみると、僕たちは、実にたくさんの隙間時間といわれる「5分間」をムダにしている。

・レジで並んでいるときなど何かを待っている時の5分
・お湯を沸かしている時の5分
・手持ちぶさたを埋めるための目的もなくSNSを開いている5分
・とりあえず!でテレビをつけて、興味がないくてもとりあえず観ている5分…

「5分だけやろう!」

は、面白いことに1日の中の割合が少ないため、「新しいことをしている!という認識に上がりにくい」

ここから少し専門的な話しになる。

僕たちは「今の世界観(コンフォート・ゾーンおよびセルフイメージ)」の中で生きているのだけれど、「新しいこと」をすると、「その世界観が壊れる!」と、心の中の私が認識して、何とかして辞める自分を形成し始める。

その結果、自分への言い訳が多くなったり、弱い自分が現れたり、継続できない自分に戻って三日坊主の自分がまたやってくる、という仕組みが発動する。

僕たちは、そういう「人生回路」を心にそもそも備えている。

それをさまざまな専門的なことはいったん置いといて、さっそく効果を得る方法が、

「5分だけやろう!」

だ! 

「あー、めんどうくさい! 
 5分だけやって終わりしよう!」
「ちょっと時間がある! 
 5分だけ進めよう!」
「5分だけ、お掃除しよう!」
「5分だけ、本を読もう!」
「5分だけ、筋トレしよう!」
「5分だけ、ペットを運動しよう!」
「5分だけ…」


僕たちは「毎日継続の5分のチカラ」をあなどっていることがよくある。でも、こう計算すると、考えが変わるかもしれない。


1週間つづくと「5分 × 7日 = 35分」
1ヶ月つづくと「5分 × 30日 =150分
(2.5時間)」
1年間つづくと「5分 × 365日= 1825分
(30時間 ※1日と6時間)」
10年つづくと「300時間(約2週間)」
20年つづくと「600時間(約1ヶ月」

2週間、1ヶ月の空き時間があれば、
あなたは何をしますか?


読みたかった本を読むだろうか?
旅行にいくだろうか?
語学を学ぶこともできる

時間が「まとまっている」か「まとまっていないか」の差で、できることは変わってくるけれども、一つ確かなことは、上記の時間を僕たちは通常、意識することなく「ただの待ち時間や、なんとなくスマホ画面を眺める時間」に使っている、ということ。

「5分だけやろう!」

そして、5分スキマ時間は、1日の中で意識していると、何回もあることを考えると、上の計算式は何倍の時間にもなるのだから、実は人生において「完全に無視できない存在」だ。

「5分だけやろう!」という行動は、時間の経過とともに、すっごいチカラを発揮する。
そして、「新しい自分になっているぞ!」という認識にはあがりにくいから、三日坊主ルールも勝手に破壊してくれるからありがたい!

5分のスキマ時間にやることを今、決めて、
スキマの5分がやってきた時の

準備をしてください!

そしてさっそく
5分のスキマ時間がやってきた!

そしてあなたは
さっそく心の中でこうつぶやく習慣ができた^^

「5分だけやろう!」

たいわ でした〜
それではまた♪