昔はノウハウ系のYouTubeチャンネルが好きだったけど、最近は自伝系のYouTubeチャンネルをよく見るようになっている動物占いがコアラのTaiwaです。
障がい者と聞いて、あなたはどんな印象を持つだろうか?
ポジティブな印象だろうか? それとも、ネガティブな印象だろうか?
そもそも「障がい者とはどんな人のことを言うのか」を確かめるために、Googleで検索してみると、このように定義されていた。
障害者基本法における「障害者」とは、「身体障害、知的障害又は精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者」(引用:Google)
ここで僕が気になったフレーズは「社会生活に相当な制限を受ける者」という部分。
これは一体、誰からの目線で思う「制限」なのだろう…
僕たちはすでにみんな「障がい者」かもしれない
海外旅行に行ったことがある方は、分かると思うけれども、現地の言葉が話せないとかなり不便だ。
「相当な制限」を受ける。
でも英語がそれなりにでも話せたら良いかと言うと、観光地からかなり離れると、現地の言語や近隣諸国の言語しか話せない人ばかりだったりする。
そんな世界に生きる僕たちなのに、何十年も前からずっと言われ続けている話の一つが「英語習得」。
この地球には、たくさんの文化を持つ素晴らしい人たちがたくさんいるけども、英語が母国ではない人は多いから、もちろんその人たちの言語で話す方が分かり合える中、そのファーストステップの「英語取得」のステージを何十年も前からクリアすることなく、「制限がかかった状態」のままでいる僕たち。
これは、もう全員障がい者と言って良いのではないだろうか。
こんなことを言うと、「それは海外に行けばでしょ? 話しがちょっとズレているよ!」
という声が聞こえてきそうだ。
しかし、これからもグローバル化は進む。
2017年頃の段階で、大阪の難波エリアでは、気付けば中国人観光客を主軸に経営戦略を練っている店舗がたくさんあったし、それと同様にインバウンドを重要視している企業や市町村は意外と多く、この波はどんどん加速化するはずだ。
その理由の一つは、日本の経済規模を維持(発展)するためには、日本の人口減少の問題を海外からの移民労働者で補完する必要が出てくるからだ。
そして、コロナ以降においては、物理的な移民労働者だけでなく、「リモート」というカタチで世界中からオンラインで日本で働くようにもなっている。
そう。
自分の生活範囲の中には日本人しかいないと思っていても、実は、毎月利用しているサービスのコールセンターの支店が海外にある可能性はある。
タイ・バンコクには、日本語で日本人が対応するコールセンターがいくつかあるし、英語であれば、すでにグローバル企業は、世界の色々なところにコールセンターを設けていたりする。
日本も知らず知らずのうちにグローバル化が進行しているという事実がある以上、日本だけでこれまで通りの自由な「制限のない生活」は、少しずつ「制限がかかってくる」可能性はありそうだ。
もし、グローバル化がかなり進行した日本になった未来になってもなお、「英語大事だよねー。できるようになりたいよねー」という会話をしていたなら、その時には、すでにかなりの「制限がかかっている」世界を生きているかもしれない。
そうなれば、みんな「障がい者」と言われそうだ…
天才の多くは何かしらの障害を持っている
「障がい者」というレッテルは、本人が最初から持つ場合よりも、圧倒的に親や友達、先生など周囲から「○○ができない人」というカタチで「障がい者」のレッテルを貼られるところから「障がい者という人生がスタート」する場合が多いと思う。
僕は、「障がい者とは、みんなが出来ることができない人のこと」であると思っている。
しかし、こう解釈すると「天才」と言われる人と似ているかもと思えてくるから不思議だ。
(みんな出来ないことができる人が「天才」と言われるけど、障がい者の方の多くは、みんなが出来ないことが出来る人も多い!)
(むむ? 「障がい者」と「天才」は、かみひとえなのか?)
おそらくそれは、活動するフィールドによって「障がい者のレッテル」を貼られて生きるか、「天才のレッテル」をもらえるかが決まるのだと思う。
大人になっても文字が書けない「障害」を持つディスレクシアの画家・濱口瑛士
画家の濱口瑛士さんは、大人になった今でも文字を書けない。
しかし、すっごい素敵な絵を描く。
(僕も一枚彼の絵が欲しくなっています笑笑)
人に指を指している時、小指、薬指、中指の3本は誰を指しているか、確かめてみると興味深いことに気づく。
もしかしたら、「みんなと同じだから大丈夫」という考えは、今世を生きる最大の制限をかけていると同時に、今世を最高に生きようとする人(障がい者と言われている人)に知らず知らずのうちに制限のある世界を強要しているかもしれない。